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西アジアやヨーロッパでも古代エジプトやメソポタミアなど高度な古代文明が発達したが、これらからは物質の根源に関わる記録が発見されておらず、唯一古代ギリシアにおける思想が伝わっており、この考え方は長くヨーロッパで受け入れられた[。この時代の哲学者たちは、万物のあらゆる生成と変化の根源にある原理を「アルケー」(arkhē)と呼び、これが一体何なのかを論じた。
タレスは、「水」に根元「要素」というよりも根元「性質」を重視した主張を仮託していた。

タレス(紀元前624年 - 紀元前546年頃)は、氷や水蒸気などの相を持ち、硬い岩も風化させる水がアルケーだと論じた[2- 1]。これは正しくは、水のような流体性を持つものが根本物質であるという事を指している。タレスの孫弟子に当るアナクシメネス(紀元前585年頃 - 紀元前525年頃)はこの考えをさらに深め、アルケーは空気だと置き、これが濃くなれば風や雲、やがて水や岩などに変化すると述べた。ただしアナクシメスの主張は、タレスと同じく流体性が根本にあると見なし、生物の呼吸などを含めアルケーを的確に表すものとして空気を示している。同時代には、根源を火として「万物は流転する」と述べ、火が変化して空気や水または土などを生成すると述べるヘラクレイトスも現れた。ただし彼が言う火も基本物質ではなく闘争原理を指す。これらは、一つの原理で自然界の多様性を説明する方法論であった。
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